米国人気質と日本人気質

 日米間を頻繁に往復しているため、日本の人からはよく「アメリカの景気はどうですか?」と聞かれます。米国で、日本人以外の人からは、「景気は上向きになりつつある。金融関係などはずいぶん数字が良くなってきている。」というような、将来的に上向きになりそうだと予感しているというポジティブな感想です。これに対して、米国の日本人からは、失業率が高いままだし、発表されている数字よりも悪いというような、ネガティブな感想です。
 私は、このような現象について、空気を読もうとする日本人気質と、空気を読むということがまったくできないために数値や経験者の意見に頼ろうとするアメリカ人気質の差だと感じます。こういうことがよくあるんですよ。